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設立の趣旨

 丸和油脂株式会社第二代社長故橋福造氏は、初代社長故橋直七氏の三男として、大正4年4月3日東京市大崎に生まれ、幼少より家業であるマーガリン製造業に携わっていたが、兄弟が早世したため、早くより父直七の片腕として実務をとりしきり、戦後は学校給食の需要にこたえ、マーガリン等の優れた給食物資を通して児童・生徒の体位向上に寄与し、昭和34年より社長として社業の発展に心血を注いだ。
  一方、給食面から児童・生徒の健康保持増進に心を寄せるのみならず、国の盛衰は教育の力、大であることを痛感し、教育の普及に深い関心を持ち、とりわけ、教育基本法第3条第2項「国及び地方公共団体が、能力があるにもかかわらず、経済的理由によって修学困難な者に対して、奨学の方法を講じなければならない」に共感を覚えるものがあった。

 たまたま、昭和40年1月、大阪大学在学中の長子橋賢太郎が学半ばにして夭逝する悲運にあい、真摯な学徒としての故人が常に抱懐した国家有為の教育者たらんと望んだ遺志を、いつの日か自らの育英事業によって実現することを決意した。

 昭和47年3月、丸和油脂株式会社も創立50周年を迎え、社業の基礎も固まり、その業績も一路発展に向かいつつあるに及び、育英のこと、即ち、経済的理由により修学困難な高等学校、大学の生徒学生に対し、学費を給与するとともに、その生活・学習両面の指導を行い、国家有用の人材育成に貢献することで、自らの素志を生かし、丸和油脂株式会社の企業として社会貢献を果たすべく、学識経験豊かな先輩、友人知己多数の助言と励ましを受け、橋福造個人の私財を投じ、財団法人丸和育英会を設立した。